難聴おたくがSexy Zoneに出会って24時間テレビの観覧をした後の話

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24からは1ヶ月以上経っちゃったけど、しかもレポでもなく感想でもないんだけど、胸中を吐き出してみたくなった。

ほぼ全部私の事情の話です。

せくしー紀元前から、せくしーとの出会い、24についてざっくりです。

 

24時間テレビなんて毎年やってんじゃねーか、今年がどうしたよって思われるかもしれないけど、私は24時間テレビを約7年振りに見た。

7年間できるだけ避けてきた番組だった。

世間に言われる偽善云々が嫌いなのではない、見ることで勝手に卑屈になるのが嫌だったのだ。

 

卑屈になる原因というのが、

私が難聴を患っているからだ。

7年前、当時高校生の自分の耳が突然聞こえなくなった。むしろ聴力がすごく良かった自分だったはずのに、突然祖父母より聞こえなくなった。

その頃ライブに行くのが大好きで、自分もバンドでドラムをしたりアコギで弾き語りしたり音楽が生き甲斐だったので、それを妨げるものに絶望して死にたいライフが始まった。

まあ、別件で所持していた抗不安剤をODしてほんとに自殺未遂したりしたんですが、吐いて発狂して続けた治療で軽度難聴にまで戻り、わりと平和に生きていたが、24時間テレビ及び難聴に関するテレビを見るのが嫌になった。

先天性だったり、中途でも私より症状が酷い人が世界中にたくさんいることは理解していたけど、比べられて、ほらあなたはましよ!回復もしたし!なんて周りに言われる度に、何も知らない人間が何をふざけたことを言っているんだと?

 

そんなわけで、私は徹底的にそれらを避けて、結果として高校になるまで抱いていた音楽療法士の夢も避けざるを得なくて、なんとか趣味を仕事に昇華させようとWEB系の専門学校に通った後就職した。

元来根拠のない自信と関西のおばちゃんぶりのおしゃべりさで就活もなんだかんだでスムーズに決まって、上京してグレーな会社と舞台俳優のおたくで劇場に通ったりと割と楽しく生きていた。

もう3年ぐらい病気も悪化せずだったので、たらい回しの挙句辿り着いた日本の難聴の名医にまでそこまで心配しなくていいなんて言われちゃってて、ものすごく安心しきっていた。

 

お察しの通りである。

社会人1年目、秋にその既視感はやってきた。

あれ?電話が聞こえにくくない…?なんかテレビの音小さくないか…?少しずつ蓄積された不安を仕事の忙しさに誤魔化していた。(絶対に皆はやめてくださいね!)

決定打は朝のアラームが聞こえなくなったことだ。パニックで半泣きで会社に連絡して近くの耳鼻科を教えて貰って駆け込んだ。

言われたことはただ一つ、街医者では手に負えないので紹介状出しますね。

あ、一人暮らしですか?入院になりますよ。

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そのまま紹介状片手に泣いて帰った。

翌日から残念な入院生活が始まるとは思ってなかったし、この前治ったから治るだろ!って思って気を保っていた。

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だからこんなテンション。ピースできるほど余裕だった。手の甲に遠慮なしに点滴刺された時は動揺したけど、団体部屋で同じ治療をする人がいて、大丈夫大丈夫って思ってた。

 

結果として全く大丈夫ではなかった!

日に日に回復していく同室の人が羨ましくてたまらなくて、入院期間の舞台に行けなかったことで行った人への嫉妬、しかも点滴が痛くて毎日眠れず、薬で吐き気続きでご飯を食べるのも憂鬱で気が狂っていた。

これ以上の加療の効果は期待できないとのことで、1週間ほど入院した後膨大な服用薬と共に家に帰ってきた。

仕事には戻れないし、何より薬の副作用で毎日吐くし、頭はぼーっとする。考えることがどうやって死のう…もう無理だ…で、立派な廃人ニートだった。

最後の頼みの綱、遺伝子検査までして原因も治療法もわからないし、今後進行する、私の聴力はなくなるなんて宣告されて完全に気が滅入った。

もう関東での検査もし尽くしてしまって、仕事も難聴じゃ難しくて、結局実家に帰ってきた。

 

 

 

それから、いまいちハマりきれるものがなかった。追っていた俳優に対しても興味が薄れていて、なんだかんだ最近まで未練を残したものの、わりと早々に降りた。

色々なところを転々として、今年の春出会ってしまった。

 

Sexy Zoneに!!!!!

ええ、ど新規丸出しだから言います、‪Sexy冠‬です!

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わかりますね、外国の方のお顔大好きおたく既にマリウスに興味持ってます。

それで2000年生まれにビビり倒してます。

 

その辺から色々調べて、23年間ジャニーズに興味がなかったおたく、勝手に1人で悩んだもののジャニオタになりました。

明確なこれから、というのがないですが、

・‪Sexy冠‬

・某ブログから聴いた名脇役

・セクラバの皆様のブログ

・友人に勧められたセクチャン(これはやばい代物だった…パンピに勧めてもウケがいい)

あたりです。

 

ゆるゆるジャニオタ生活が始まりました。

各種DVDやCDを集めて、友人とデュアルモニタールームで鑑賞したり

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(大画面の自担最高の極みだったから全オタク早くデュアルモニターで円盤見て)

まさかの推し始めて2ヶ月せずにワク学で生で拝めたり…

現場が心底楽しくて、次の現場なんだろーでぶち当たったのが

 

24時間テレビ41 観覧

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生で拝めるなら拝みたい、しかし、あの避け続けた24時間テレビである。

結果としてクソチョロおたくは自担がめちゃくちゃ頑張ってるもんを応援できねえでどうすんだよ!と思ってワク学でお世話になった友人と共に申し込んだ。

友達の豪運に感謝だった…見事2日目の観覧権を得たおたくは新幹線に飛び乗り武道館へ乗り込んだ。

 

終わって思ったことは、来て本当に良かったこと。

テレビだけでは伝わりきらないその場の熱量は、やはり来なければわからない。

そして、もしテレビで見るだけだったら私は変わらず24時間テレビがあまり好きでないままだったと思う。

 

やっぱり完全に卑屈さを無くすことはできない。

私より大変な人が頑張ってるのに自分はなんなんだと思うことはある。

それでも、そんな気持ちだけではなくなったのは、あの場で企画に対して取り組む方達に障害の有無は関係なかったのではないかなと思えたから。

各々に成し遂げたいことや目標があって、その為に一生懸命になる姿は純粋に心動かされるものがあった。

前述、一度長年の夢を諦めたときになんだか諦め癖がついていた。

程よくできればいいやん

何でも平均値できればいいやん

リスクのあることしなくてもいいやん

やらなくていいなら逃げればいいやん

ダメなら人生すら終わらせちゃえばいいやん

本当に生きてて恥ずかしい思想だった。

でも、自分のやれることに天井を作らずに上を見てできると信じて行動する人達をこの目で見て、空気を感じて、そんな人達の声や音を補聴器越しに聞いて、自分はまだなんもしてないないような気がした。

やりたかったことを一つずつ思い出してみた。

その中でまだ出来ることはあるんじゃないか、例え私の耳が全く聞こえないお飾りになってもやれることはあるんじゃないか、それならやってみたい。

数年ぶりに将来のことを考えて希望が見えた。

 

 

 

今、数ヶ月ぶりに聴力が下がった。

前までの自分だったらきっとうだうだ悩んで、聞こえない人生なんてクソだ、聞こえなくなったら死んでやる、人工内耳なんてまっぴら!なんていうことを思っていた。

 

でも、今の自分にはしたいことがあって、その為に活動し始めている、死にたいなんて思ってられるか。

そもそも!こんなど新規過去には戻れないから、これからのSexy Zoneを見ていきたい!Sexy時代を一緒に歩みたい!!!

Sexy Zoneとドームでサイリウムの海に浸りたいし、野外ステージでド派手な花火あげてほしい、ドイツ公演には絶対に行きたいし、それにマリウスくんはまだ成人していない(日本では)!なら祝う機会がある!祝わねば!絶対祝いたい!

人工内耳上等だ、機会越しでもSexy Zoneの声が聞こえるなら万歳!

頑張って生きる理由めっちゃあるやん!!!

 

激重おたくですが、この半年でSexy Zoneに半分命を預けた勢いだ。

Sexy Zoneが前を向いて走ってるのであれば、私だって前を見て走りたい。

頑張る姿の美しさを教えてくれたのは、Sexy Zoneはもちろん24時間テレビに関わった皆様だ。

そんな人達に全力で言いたい!

Sexy Thank You ! ! ! ! !

 

 

 

人生の分岐点はいくらかあったと思う、その中でネガティブな方向や楽な方に進んできたことが多い、でもSexy Zoneに出会って、Sexy Zoneを通して色々なものを見て、初めてポジティブな方向に決して楽ではない方向に進んでみようと思う。

 

背中を押してくれてありがとう、この感謝はこれから応援することで返していきたいなと思います。

 

 

 

こんなまとまりもないおたくの胸中をここまで読んでくれるような良心がある人だから、理解してもらいたいな~と思うことをひとつ。

この前某コンサートで補聴器をつけて参加した方のツイートが流れてきました。

私も実際補聴器を使って現場も行きますし、日常生活でも使ってます、公共の場にもちろん付けています。

ワイヤレスイヤホンが普及した中で、同じように見えそうなタイプのものもあります。

現場なんかだと見慣れないものだと思うので、イヤホンつけんなよとか、もしかして盗聴?とか思うかもしれません。

お願いです、最初から喧嘩腰でこないでください。ヒソヒソ感じ悪くするぐらいなら、直接聞いてください。

普通に聞いてくだされば、こちらだって、補聴器なんですよ。と普通に対応できます。

せっかくの楽しい場をお互いに不快な思いをせず過ごしたくないですか?

別に聞こえないことに配慮しろとは一切思ってません。自分で行くと決めた以上、自分でどうにかします。聞こえにくい部分があれば仕方ないな~と思います。でも、それを全く知らない赤の他人に妨害されるのは迷惑でしかないです。

ただ、本当に1つ、補聴器をつけて生活してる人がいるということを知ってくださると嬉しいです。

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それでは、おたくの独り言をここまで読んでくださりありがとうございました。

 

また何か書きたくなれば書こうかな~と思います。